二次試験は点数だけ見ても、対して参考にならないと思うので、記憶を頼りに体験談形式で書いていこうと思います。
◆冒頭の会話
面接官は日本人の女性1人でした。
最初に"How are you?"だか何だか聞かれたので(記憶があいまい)、"I have butterflies in my stomach."とあらかじめ用意しておいた回答を答えて、表現に幅があることをここぞとばかりにアピール。我ながら姑息www
ぶっちゃけ、この辺の会話はアティチュードの3点分にしかなりませんが、せっかくなので何か気の利いた表現を仕込んでおくと楽しいと思います。
次にあなたのことを教えてくれみたいな事を言われたので、下記の事を簡単に話しました。括弧内はキーとなる表現です。
・名前
・結婚していて、子どもがいる
(be married with a kid)
・○○の会社に勤めていて、現在は△△として働いている。
(work for、work as)
・現在の担当業務
(be responsible for)
・グループ企業や取引先が海外にもあり、業務で英語が必要。
・時差があるので、業務で英語を使うのはメールが中心。
(time difference)
・でも、ごくたまに電話会議もする。
・その時はものすごく緊張する。
そしたら、△△の仕事は具体的にどんな事をしてるのか?と聞かれたので、超簡単に説明。正直、日本語でも説明しにくい仕事なので、かなり端折りました。
挨拶は以上のような感じで終了。
対策としては、事前に原稿を書いて、覚えて喋るよりも、ザックリと話す内容を箇条書きレベルで考えておいて、その場で話す方が良いと思います。
というのも、暗記したものを話すという対策はインプットしたものを、何も考えずにアウトプットするだけになってしまいます。従って、頭がいわゆる英語脳に切り替わりません。また、緊張して頭が真っ白になり、覚えた内容を忘れるリスクもあります。さらに言えば、質問の内容が想定していたものと違うという可能性もあります。
一方で、内容だけザックリ決めて、その場で話すやり方だと、自分で英文を構築する必要があるので、その間に頭が少しずつ英語脳に切り替わっていきます。もし、語彙力・表現力に自信がなければ、事前に必要なキーワードだけ調べておくと良いかも。最初の会話は、その後のナレーション作成やQ&Aにスムーズに移行するためのウォーミングアップと考えると良いと思います。
※「英語脳」という表現を安易に使いたくないのですが、他に適切な表現がないので、分かりやすいだろうという事で、仕方なく使ってます。
◆ナレーション
冒頭の簡単な会話が終わると、いよいよ試験のカードを受け取りました。
私はカードAでした。
内容はある家族と自動車に関する話。
①家族がテレビを見ていると自動車のCMが流れる。
しかし、自動車は高くて買えないとあきらめる。
②散歩をしているとカーシェアリングの看板を見かける。
③これなら、自分で買うより安いという事で早速ネットで申し込む。
④ある日、子どもが熱を出したので、病院に連れて行くことに。
カーシェアリングを使おうとしたら、全部利用中。
肝心なときに使えなかったというオチ。
二次試験対策は、旺文社の対策本をサラッとやっただけなので、比較対象が少ないのですが、個人的には今回の4コマは非常に話しやすかったです。時間はタイマーが鳴る前に終わってしまったと記憶してます。点数がやや低いのは英語の稚拙さに加え、描写不足が原因かも知れないです。点を取るためには時間いっぱい話した方がが良さそうです。
◆最初の質問
最初の質問は、二次試験の定番でマンガの登場人物の心境を答えるものでした。カーシェアリングを利用できなかった男性はどう思っているでしょうか?みたいな質問でした。『高くても、車を買っておけば良かった。』という趣旨の回答で無難にやり過ごしました。"I should've bought a car even though it was expensive. "とか何とか言ったはず。
後悔を表す頻出表現と言えば、"should have done"ですね。ちなみに、『ワールドトリガー Chapter 1: Osamu Mikumo その15』で扱う予定の遊真のセリフに"I should've gone after school."というのがあります。"should have done"を使って質問に答えた後、心の中で『マンガを何度も音読してたので余裕でした』とほくそ笑んでました(爆)。これを梅原の『小足見てから昇竜余裕でした』並にメジャーにして流行語対象取れないですかね(笑)?
なにはともあれ、後悔を表す"should have done"は大学受験ではよく問われますし、ドラマや映画でも頻出です。実際の英語でも、使う頻度は高いです。TOEICでは直接点数に関わる形で問われることはないですが、発信できるようにしておくと良いと思います。
途中の質問は忘れました(汗)。来年2016年度用の過去問に収録されると思いますので、それ見てどんな事を話したか思い出したら書きます。てか、英検の公式ウェブページには一次の過去問がpdfでアップされるのに、なんで二次はアップされないんですかね???
◆最後の質問
最後の質問は、『医者の少なさの問題に関して十分な対策が取られているか?』みたいな質問だったと思います。"Does Japanese government do enough to deal with this issue?"とか、"Are the enough countermeasures done to deal with this issue?"とかだった気がします。主語が何だったかすら覚えてないんですが、"enough"が使われたのは間違いないと思います。それすらも違ったらゴメンなさい。
私の回答ですが、素直に"Yes"か"No"で答えれば良いのに、何を血迷ったか"It depends."と答えてしまいました・・・バカすぎる。
続けて、『医者は小児科、内科、外科、歯科、耳鼻科、産婦人科など色々な分野がある。小児科や産婦人科は、確かに医者が不足していると聞いた事がある。それに関しては、国は何かすべきだと思う。』みたいな事を回答。『聞いたことがある』は"I have heard that ~"と、現在完了(超苦手)を経験の意味でしっかり使えたので満足。(我ながら、満足のハードル低www)
「科」を表す英語が分からなかったので、"I don't know the exat term, but you know, there are a lot of special areas. For example, doctors for children (pediatricianが咄嗟に出てこなかった・・・), doctors for internal organ(今思えば複数形だが、多分単数形で言ってしまった),doctors for surgery, doctors for nose, ear, and throat, dentist and doctors for women."と必死こいて説明。その後も○○科と言いたい時は全て"doctors for ~"で乗り切りました(笑)。これは何とかコミュニケーションを図ろうとする積極性という意味でアティチュード的には加点かも知れないが、自然な英語という意味では少し減点だったかな?でも、"pediatrician"とかは英検準1級だと、難単語の部類に入ると思うので、もしかしたら減点ゼロかも?採点の詳細が分からないので、この辺はもやもや。
最後は、若干強引に、"Japanese government has to do something to deal with this issue."と前半を締めくくりました。質問に"Japanese government"が入っていたかどうかも覚えてない体たらくですが、対策するなら政府だろうと言うことで主語に持ってきました。
こんな調子で必死に話していたので、なんと話している途中で質問の内容を忘れてしまいました(爆)。聞き返すのは、数回なら減点対象にならないと旺文社の対策本に書いてあったので、それを信じて質問を確認。"I'm sorry, but could you tell me your question again?"とかだったかと。副詞"again"をサラッと使えて満足(笑)。本当に満足のハードル低いなwww
質問を確認してから、"It depends."と言ったにも関わらず、"do enough"ではないとか「増やすべき」という主張しかしていない事に気づき、必殺の"on the other hand"で、切り返し。困った時は"on the other hand"って言っておけば、論理的に話してるっぽく見える不思議。
"There are too many dentist (これも間違って単数を使った気がします。正しくはdentistsですね。) and doctors for eyes."と別の視点を無理矢理提示。そんで、歯科医や眼科医は多すぎて余っている。だから、医者不足対策は不要みたいな事を話して、"That is why my answer to your question is 'it depends.'"と、締めくくりました。どう考えても、前半と後半のバランスが悪い・・・orz
以上のような、グダグダの回答で、Q&Aが18/20だったので、自分でもビックリしました。
ちなみに発音はカタカナ発音ではないという程度です。一応、ネイティブに発音が良いと言われた事はありますが、他の超カタカナ発音の日本人と比べて相対的に良いという程度だと思います。特別良いという事はないと思います。ちなみに私の発音のベースは英語耳です。この本については、賛否両論ありますが、個人的には否定派がボロクソに言うほど悪い本だとは思いません。非ネイティブがネイティブとコミュニケーションするのに支障ないレベルの発音は身に付けられます。
(結論)
・冒頭の会話は話す内容だけザックリ決めて、細かく準備しないこと。
・事前に準備した文を暗唱するのではなく、瞬間英作文の時間にして、脳を英語に慣れさせるべし。
・ナレーションは、細かく描写すべし。時間余るのは心証悪そう。
・Yes、Noの質問は『どちらとも言える』は避けるべし(痛感)
・単複とか前置詞とか間違えても気にする必要なし。
・知らない単語は、簡単な語で説明してOK
・発音は【L、R、TH、S、F、V、末尾の子音に母音を入れない】を意識すれば十分(参考書は何でもok )