The neighbors' technology was different from that of our world. Our wepons were ineffective. Everyone believed it was only a matter of time before the city was destroyed. And then...
(ネイバーの科学技術は我々の世界のものと異なっていた。我々の兵器は効果がなかった。皆、街が破壊されるのは時間の問題だと考えていた。その時・・・)
The neighbors' technology was different from that of our world. はThis is a pen.と全く同じで、SVCの単純な構造ですね。中学校の基礎文法だからと言って、決してバカにしてはいけませんね。簡単だから基礎なのではありません、頻出だから基礎なのです。
thatは簡単に分かるかも知れませんが、technologyを指しています。繰り返しを避けるために代名詞を使うというのは英語表現の鉄則ですので、何度も音読して慣れましょう。読める聞けるけど、書けない話せないという人は発信の訓練が圧倒的に足りていませんので、発信する訓練をしましょう。
Everyone believed it was only a matter of time before the city was destroyed.の大まかな構造は”Everyone believed (that)~"のSVOの文型です。省略されたthat以下はitが主語、wasが動詞、”a matter of time”が一つの固まりで名詞になっており補語です。before以下は”the city”を主語とした受動態の形容詞節で、”a matter of time”を修飾しています。
ところで、皆さんは原作の日本語「誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた」から、英訳しようとする時にここでbelieveを使おうという発想が出てきますか? 少なくとも、私は出てきません。まず間違いなく、thinkを使ってしまうと思います。
believeというと「信じる」と覚えている方が大半かと思います。私自身も宗教的な意味合いや、信念など、どちらかと言えば主語が目的語をポジティブに考えているイメージで用いるととらえていましたが、意外にもネガティブに考えている時にも使えるようです。
ちなみにロングマン(LDOCE)の語義は下記の通り。
believe
1 to be sure that something is true or that someone is telling the truth
2 to think that something is true or possible, although you are not completely sure
1が「~を信じる」、2が「~と思う」という感触ですかね?
ここでのbelieveは後者ですね。
中学校で学習する基礎単語でも、「読む・聞く」ではなく、「話す・書く」に フォーカスして、自分が発信する時に的確に使いこなせるか?という観点で勉強していくと、なかなかハードですね。これぞ、本ブログ「ワールドトリガーでスパルタ英語」の神髄です(笑)。
Be masochist!!!
また、ここでのbeforeの使い方も頻出なのですが、英語的な表現で日本語に訳しにくいので、クドクドと日本語で説明するのは端折って、類似の表現をいくつか見ていきたいと思います。下記の2つの例文は、ともにジーニアスからの引用です。
It was a week before she got well.
彼女は1週間してようやく回復した。
(=She got well after a week.)
It will be five years before I see you again.
今度あなたにお会いするのは5年先でしょう。
(I will see you again in five years.)
直訳すると
「彼女が回復する前の期間は1週間だった。」
「あなたに再会する前の期間は5年でしょう。」
です。
が、ジーニアスの訳の方がこなれた日本語ですね。
次にロングマン(LDOCE)です。
3番目の語義で、下記の通り記載されています。
before / conjunction
3 used to say that something happens after a period of time
・It was several minutes before we realised what was happened.
・It will be a while before we know the results.
このぐらいの簡単な文なら、英語に慣れていけば、日本語に訳さずに英語のまま意味をとらえていけるので簡単だと思います。問題は、繰り返しになりますが、読み書きで使えるか?すなわち、自分で発信出来るか?です。もちろん、括弧内の書き換えのような表現を使えば良いのですが、やはり、スパルタ英語を標榜する以上は、英語らしい表現の修得を目指したいものです。
というわけで、今回はここまでです。
◆今回のポイント
・繰り返しを避けるthat
・動詞believeの用法
・接続詞beforeの用法
いずれも、中学校レベルですが、発信できるか?という観点でストイックに自分と向き合いましょう。そして、難しいと思ったら、その例文を20回程度暗唱しましょう。
ちなみに、私自身の自己評価は、thatはwritingでは、そこそこ使えるけど、speakingでは怪しい。believeとbeforeはwritingでも、なかなかパッとは出てこない表現で要練習という感じです。TOEIC950点でも、こんなもんです。瞬間英作文で有名な森沢氏が、TOEIC900点で英語学習のスタート地点とおっしゃっておりますが、本当に謙遜抜きでその通りだと思います。カルドセプトはフルコンプリートしてからがスタートに通じるものがありますね♪(誰に通じるんだ、こんなネタwww)
とにかく、900点未満の方は、まずはスタート地点に立つことを目指しましょう。そして、既に900点を取っている方は、更なる高み、英検1級を一緒に目指して行きましょう!!