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ワールドトリガーでスパルタ英語

ワールドトリガーの英語版ペーパーバックで、英語をガッツリ勉強するブログです。対象レベルとしては、中学を卒業したぐらいの初心者レベルから、英検1級取得を目指す上級者レベルまで、幅広いニーズに対応する予定。ちなみに、筆者の英語力は次の通り。某都立進学校卒→早稲田大学商学部卒→国内メーカー勤務→TOEIC950点(2014年3月IPテスト)。ちなみに×2、英検は3級(笑)(受けてないけど、問題集見た限りでは、多分準1級は取れる)。英検1級取得に向けて、勉強中。

ワールドトリガー Chapter 1: Osamu Mikumo その10

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ワールドトリガー Chapter 1: Osamu Mikumo その10

Yadda yadda
(わいわいがやがや)
男子生徒:I took this battle shot with a telephoto lens.
(望遠レンズでこの戦闘写真とったぜ。)
男子生徒:Whoa, the neighbor's huge!
(うわ、(写真の)ネイバー、でけー!)
女子生徒:Did you hear that border recruited her boyfriend?
(ボーダーが彼女の彼氏を勧誘したって聞いた?)
女子生徒:For real?! Wow!
(本当に!?わー。)
三好:I wanna join border too! "Trigger on"!
(俺もボーダーに入りてー!トリガーオン!)
Snap
(ビシッ)
四谷:Yeah right!
(ああ、そうだな!)
男子生徒:Don't bother.
(無謀なこと考えるなよ。)


◆擬音語”Yadda yadda”
前回のBing bongに引き続き、英語の擬音語です。「わいわい、がやがや」というニュアンスです。いわゆる普通の勉強だけでは、触れる機会が少ない英語の擬音語を学べるのが漫画での勉強の良い点です。

◆手段の前置詞”with”
I took this battle shot with a telephoto lens.の”with”は、「望遠レンズで」の「で」に相当します。頻繁に出てくる用法なので、訳すだけなら、ある程度英語に慣れていれば簡単かと思います。しかし、スパルタ英語ですから、勿論それだけでは終わらせませんwww

下記、英文の空欄に適切な前置詞を入れて下さい。
I cut my hand (     ) a piece of glass.
ガラスの破片で手を切った。

正解は”on”です。”with”も理論上は入るのですが、その場合、「故意に」というニュアンスが含まれてしまいます。従って、自殺しようとしてリストカットを試みた場合は"with"で問題ないのですが、「誤って」というニュアンスを伝えたい場合は”on”の方が適切です。

◆遠隔地を表す”teleー”
”telephoto”の”tele-”は「遠い、遠距離の」を表す接頭語です。語彙増強に語源を活用している方には、馴染みの接頭語かも知れないですね。語源を活用してない方は是非、利用してみて下さい♪

◆驚きを表す間投詞”Whoa”
スペルからは発音が分かりにくいですが、「ウォウ」です。管理人は機械音痴で発音記号のフォントが使えないので、正しい発音は辞書で調べて下さい。
なお、全く同じ発音・綴りで、「落ち着いて」という意味にもなります。あくまで、動詞ではなく、間投詞です。あえて、日本語に訳すなら「まあまあ」みたいな感じです。ただ、元々は馬を落ち着かせる時に使う言葉(日本語だと「どうどう」に相当)だったので、目上の人が目下の人に使う単語です。目下の人間が、目上の人間に対して「落ち着いて下さい」という意味では使えないので注意が必要です。

◆伝聞から疑問文への変更
”Did you hear that border recruted her boyfriend?”と英訳されていますが、日本語版は「先輩の彼氏、ボーダーにスカウトされたらしいよ」です。日本語版は伝聞のニュアンスですが、英語版では、疑問文に変更されています。これはなかなか良い訳ですね。直訳して、"I heard that …"として相手の反応を伺うよりも、思い切って疑問文にしてしまった方が、会話がスムーズになりますね。また、年齢による上下関係の概念が希薄な英語文化には先輩に相当する語がないので、そのニュアンスをばっさり削除しています。こういうプロの翻訳の技は、どんどん会話に取り入れていきたいものです。

◆recruitの用法
もう一つ、気になるのが日本語版は「スカウト」となっているのですが、英語版は”recruit”となっている点です。両者の定義をロングマン現代英英辞典で調べてみました。

scout
3 to find out about abilities of sports players, musicians etc in orfer to employ them
recruit
1 to find new people to work in a company, join an organization, do a job etc
2 to get people to join the army, navy etc

"scout"は割りと日本語の「スカウト」と同じイメージですね。"recruit"は1の語義を見ると、どちらかというと会社とかのイメージでしょうか?これだけだと、”scout”と”recruit”のどちらを使っても良さそうな気がしますが、”recruit”の2番目の語義で軍隊で用いられると明確に書かれています。なので、ここではやはり”recruit”を使う方が良さそうです。普段、カタカナで使っている日本語が必ずしも、英語の意味と同じとは限らないという良い例ですね。

◆「本当に」を意味する”for real”
アメリカ英語でよく使われる表現で、英語版ワールドトリガーでも今後もよく出てきます。形容詞的にも、副詞的にも用いられます。ここでは、”Are you for real?”の”Are you”が省略されていて、形容詞として使われいます。

◆驚きを表す間投詞、”wow”
先ほど、"whoa"をやりましたが、こちらの発音は「ワウ」です。スペルに引きずられないように気を付けて下さい。

◆"want to"の略、”wanna”
省略形としては、わりと有名ですね。安室奈美恵の5thシングル「Don't wanna cry」でも使われているので、知っている方も多いかと思います。英語圏では意思表示が非常に重要なので、英会話の基本として何度も練習して流暢に使えるようになりたい表現の1つです。

◆まだまだある擬音語、擬態語”snap”
"Snap"は、ポキン、パチン、ピシッという感じの擬音語です。ロングマン現代英英辞典の語義は下記の通りです。

snap
a sudden loud sound, especially made by something breaking or closing
He shut the book with a snap.

ここで注意したいのは、漫画をみる限り三好君は指をならすような仕草をしていない点ですね。つまり、これは正確に言うと擬音語ではなく擬態語ではないんです。 じゃあ、なぜ英語版では擬態語ではなく擬音語を使っているのか?という疑問が出てきます。実は、英語には擬態語がないんです。なので、仕方なく擬音語を用いているんです。ちょっとした疑問でも、掘り下げていくと色々な発見があり面白いですね。
さて、ここで別の疑問の疑問が出てきます。英語に擬態語がないということは、日本語で擬態語を使った表現を、英語ではどう言うのかという事です。実は、英語では擬音語を使わずに、個別の単語を使って表現しています。例えば、「ヨチヨチ歩く」は”toddle”、「(千鳥足で)ふらふら歩く」は”stagger”、「ブラブラ歩く」は”stroll”という感じです。日本語だと「擬態語+歩く」で済むのに、英語だと1つ1つ覚えなければならないのが大変ですね。
他にも色々な「歩く」の表現があるので、少しずつ語彙を増やして行きましょう。
http://www.eigowithluke.com/2011/03/walking/

英語の擬態語については、こちらを参考にして下さい。

漫画では、しばしば擬態語が使われるので、それが擬態語を持たない言語、英語でどう表現されるかという点にも注目していくと、とても面白いです。

◆意味がよく分からない、”Don't bother.”
三好君のボーダーに入りたいという発言に対し、四ッ谷君は”Yeah right!”(そうだな)と、同意しています。ちなみに原作では、「にあわね~」と否定しています。ネガティブな発言より、ポジティブな発言が好まれる英語に合わせての訳でしょうかね?まあ、意味は分かります。よく分からないのは、その次の”Don't bother.”です。”bother”自体は大学入試レベルの単語で、キクタンだとBasic4000レベルです。「~を悩ます」という意味の他動詞ですね。他にも意味があり、bother to do[doing]で「わざわざ~する」という意味の自動詞です。こちらの用法はキクタンTOEIC800に載っているぐらいなので、少し難しいです。せっかくの機会なので、覚えちゃいましょう。自動詞としては、他に「思い悩む」みたいな意味もあります。
さて、ここでの”Don't bother.”の意味がよく分かりません。目的語がないので、自動詞であることは間違いないと思います(生の英語では、たびたび省略が発生するので油断できませんが・・・)。日本語版でのセリフは「絶望的」なので、ネガティブなイメージをそのまま使ってるとすると、「(どうせボーダーになりたいと思っても、なれないから、)わざわざ思い悩むなよ。」という意味かなと、解釈しています。しかし、直前の四ッ谷君のセリフがネガティブな日本語表現からポジティブな英語表現に変えられているので、確信が持てていません。こう解釈すべきじゃないかというご意見がありましたら、コメント下さい。m(_ _)m
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プロフィール

HN:
miz
性別:
非公開
自己紹介:
【学歴】
小学校:地元公立。英語は全く学習せず。
中学校:地元公立。英語は学校の勉強のみ。
高校:某都立進学校。模試で偏差値30台。
浪人:某予備校で一浪。模試で成績上位者に。
大学:早稲田大学商学部。勉強せずに卒業。
現在:国内メーカーに勤務。

【英検】
英検3級  中学の頃。[記録なし]
英検準1級 15年第3回 [一次78点、二次33点]

【TOEIC】
08年10月 630点 [記録なし]
12年09月 625点 [L285、R340]
13年03月 685点 [L325、R360]
13年06月 685点 [L305、R380]
14年03月 950点 [L460、R490]
14年12月 920点 [L470、R450]

【TOEIC SW】
15年02月 280点 [S130、W150]

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